2010.11.07 広島文化交流会館



 LIFEツアー二度目の参加となる会場は、広島の文化交流会館である。

 会場入りしたときにはすでに拍手に包まれていて、観客のやる気がひしひしと伝わってくる。本人登場前からしきりにアンジーの名前を叫ぶ輩がいたが、はっきり言って迷惑なのでやめてほしい(登場するときならOK!)

 そして、割と時間通りにアンジーが登場すると、会場は更にヒートアップ。しかし、ピアノの一音が鳴ると同時にその盛り上がりはさっと静まり、『大袈裟に愛してる』の前奏が流れ始める。この日もアンジーの声は絶好調のようだ。

 最初の挨拶を兼ねたMCは福岡公演と特に変わりなく、二曲目の『Unbreakable』に移る。
 そして『お願い』『孤独のカケラ』と静かな曲が続き、福岡公演では“Final Destination”だった五曲目は、今回『乙女心』が演奏された。
 CDで聴く分には“Final Destination”のほうが断然好きなのだが、このライヴにおいては乙女心のほうが圧倒的に良かったと思う。というのも、ピアノオンリーでも物足りなさを感じることなく、最後のスキャットが決まっていたからだ。今後のLIFEツアーでもぜひ乙女心を優先してほしい。

 続いての『母なる大地』も相変わらず調子がいいが、やはり圧倒的過ぎて次の『HOME』がどうしても霞んでしまう。

 弾き語りパート最後は『手紙』ですが、特に感想はないです(爆)

 この日も母なる大地の辺りからトイレに行きたくなった俺は、またも十五分の休憩に救われました(笑)

 二部はTHE BUTTERFLIES 四人のコーラスから始まり、そのまま『愛の季節』に流れ込む。やはりこの曲は弾き語りパートのほうがしっとりしていて好きだな〜。
 そして“Every Woman’s Song”と続き、いつもの(いらぬ)コーナーが始まるのだった。特筆するとすれば、億千万の最後におっきーとまーくんがポージング決めたところかな(笑)

『輝く人』のバンドバージョンは、味があってなかなか良い。どうせならアルバムに収録する分はバンドバージョンにして欲しかった。

 続いてはLIFEツアーのハイライトとも言える『愛と絆創膏』である。アンジーがエレキで演奏する姿を観られるのも最初で最後なのかもしれないので、しっかり目(耳)に焼き付けておこう。

 そして『This Love』MCを挟んで『LIFE』と続き、もう一つのハイライトと思っている『Remember Me』が歌われる。アンジーらしい少し未練を残す別れの曲は、やはりとても心に響いた。

 本編最後はアップテンポな『たしかに』『サイン』で締めくくられ、アンジーは一旦退場する。

 後にアンジーもMCとブログでもコメントしていたのだが、今回のツアーではいまのところこの広島公演が最高の盛り上がりを見せているらしい(福岡公演でも同じこと言ってたけどね) しかし、やはりどこもANSWERツアーの周南公演を超える盛り上がりを見せる会場はない。

 さて、レビューに戻りまして、とりあえず懐メロはスルーさせていただきます(苦笑)

 ライヴを締めくくるのは、アンジーの代表曲の一つとも言える『サクラ色』である。福岡公演のレビューにも書いたが、やはり今回のツアーで最後がこの曲ってのは少し違和感がある。
 そのサクラ色だが、出だしの伴奏でアンジーが誰が聴いても分かるようなミスをする。すると、観客は大歓声を上げ、アンジーもそのリアクションに少し驚いた様子。


 広島公演での一番の良点は『乙女心』だろう。上記にもあるように、とにかく最後のスキャットが印象に残った。



■セットリスト

○ピアノ弾き語り
01.大袈裟に「愛してる」
02.Unbreakable
03.お願い
04.孤独のカケラ
05.乙女心
06.母なる大地
07.HOME
08.手紙〜拝啓十五の君へ〜

○THE BUTTERFLIES
09.愛の季節
10.Every Woman's Song
11.いつもの(いらぬ)コーナー=I Just Called To Say I Love You
12.輝く人
13.愛と絆創膏
14.This Love
15.LIFE
16.Remember Me
17.たしかに
18.サイン

○アンコール
19.いつもの(いらぬ)コーナー2=学園天国
20.サクラ色