13th『夢の終わり愛の始まり』

・発売日 2013/7/3



【収録曲】


 ご存知のとおり(?)、俺は面倒くさがりなので、こんなにもレビューを書くのが遅くなってしまいました。タイトルチューンがいまいちだったのも原因の一つなんですが、ファンサイトをやっている以上は書かないと駄目ですよね。そんなこんなで重い腰を上げるに至りました。


01. 夢の終わり愛の始まり ★★★☆☆

 明るく前向きなラブソングと聞いていたので、勝手に「たしかに」や「Again」のような疾走感のある曲を期待していたのですが、蓋を開けてみれば微妙なテンポでノリにくい曲でした。
 しかし、曲の中で展開されるストーリーは割と好きです。一番では一目惚れした彼に夢を抱き、二番では彼と運命的な出会いを果たし、二人の愛が始まるというポジティヴな展開です。


02. Amazing Grace ★★★☆☆

 数ある洋楽の中でもかなり好きな曲の一つだったので、それなりに期待をしていたのですが、聴いてみてかなりがっかりしました。
 バンドアレンジもなくはないけど、やっぱりこの曲って雰囲気が大事だと思います。だから楽器の代わりにコーラスを入れるとか、ストリングスオンリーのほうが聴きごたえがあったでしょう。それなりに歌唱力があるんだから、それに賭けてみればよかったのに……と悔やまれる一曲です。


03. Beautiful ★★★★★

 前二曲のもやもや感を払拭してくれるような(笑)、素晴らしい曲です。
 日本に住むハーフの人たちをテーマに取り上げたドキュメンタリー映画、「HAFU」の主題歌ということもあり、彼らの葛藤が垣間見えるような歌詞です。アンジー自身もハーフですし、彼女自身も幼少期は偏見の目で見られるといった経験があったと話していたことがあったため、当時のことを思い出しながら曲をつくったのかもしれません。
 欲を言うなら、もう少し全体的に音程を上げてもよかったんじゃないでしょうか?


■総評

 冒頭にも書いたように、タイトルチューンはいまいちでしたが、三曲それぞれ方向性が違っていて、楽しめるシングルでした。(告白のときはカップリングも含めて残念でしたしね・笑)